糖尿病性腎症は、日本透析医学会の統計で新...

2026/06/06

糖尿病性腎症の早期発見と進行抑制|内科+透析併設の当院だから【緑野クリニック】

目次

糖尿病性腎症は、日本透析医学会の統計で新規透析導入の原因疾患の第1位を占めます。長く糖尿病を続けている方にとって、腎症のリスク評価と進行抑制は避けて通れないテーマです。
緑野クリニックは坂東市にある内科・小児科・透析科併設のクリニックで、糖尿病管理→腎症ステージ評価→必要時の透析導入まで同じ医師チームでフォローできる体制です。長期的な腎症進行への備えも院内で完結します。
本記事では、糖尿病性腎症の基本、早期発見の重要性、当院での検査・治療方針、よくあるご質問までをまとめました。

糖尿病性腎症の早期発見・坂東市の内科+透析併設のイメージ

糖尿病性腎症とは

糖尿病性腎症は、糖尿病が長期的に続いた結果、腎臓の糸球体(老廃物をろ過する組織)が傷つき、腎機能が徐々に低下していく疾患です。
糖尿病の三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)の一つとして知られています。

厚生労働省・学会が定める病期分類では、第1期(腎症前期)から第5期(透析療法期)まで段階的に進行する疾患とされています。
第1期では自覚症状がほとんどなく、健診や定期検査でしか発見できないことが多くあります。
進行するにつれて尿蛋白・むくみ・倦怠感などの症状が出始め、第5期に至ると透析療法または腎移植が必要となります。

日本透析医学会の統計では、糖尿病性腎症は新規透析導入の原因疾患の第1位を占めており、糖尿病の罹病歴が長い方ほど発症リスクが高まる傾向が示されています。

早期発見の重要性

糖尿病性腎症は、早期(第1期〜第2期、いわゆる微量アルブミン尿期)に介入することで、進行を抑制できる可能性が高くなります。
逆に、自覚症状が出てから初めて気づいたときには、既に第3期以降まで進行していることもあり、進行抑制の選択肢が狭まります。

糖尿病罹病歴が5年以上の方、HbA1c のコントロールが不安定な方、すでに高血圧を併発している方は、特に定期的な腎機能評価をおすすめします。
具体的には、次のような検査で評価していきます。

尿アルブミン定量は通常の尿検査では測られない項目で、糖尿病性腎症の最も早い段階で異常を捉える指標とされています。
当院では必要に応じてこの検査を追加しています。

当院での検査と評価

当院では、糖尿病性腎症の評価のため、次のような検査を行っています。

検査結果をもとに、糖尿病性腎症のステージを判定し、必要な治療方針をご提案します。
腎生検は入院が必要な検査となるため、必要な場合は適切な医療機関へのご紹介を行います。
慢性腎臓病(CKD)全般の評価については慢性腎臓病(CKD)の早期発見と進行抑制|坂東市もあわせてご覧ください。

進行抑制の治療方針

血糖コントロール

糖尿病性腎症の進行抑制には、何よりも安定した血糖コントロールが重要です。
HbA1cの目標値は個別に設定し、年齢・合併症・低血糖リスクをふまえて医師が判断します。

近年の研究では、SGLT2阻害薬が糖尿病性腎症の進行抑制に有効であることが報告されており、糖尿病治療薬として腎保護作用も期待できる選択肢となっています。
糖尿病治療全体については坂東市の糖尿病治療|内科併設の当院でのアプローチをご覧ください。

血圧管理

血圧コントロールも腎症進行抑制に重要です。
ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)・ACE阻害薬は腎保護作用が示されており、糖尿病性腎症の方では第一選択になることが多い降圧薬です。
家庭血圧での目標値も併用しながら、安定したコントロールを目指します。当院では高血圧との同時管理にも対応しています。

脂質管理

糖尿病性腎症がある場合、心血管疾患のリスクも高まるため、脂質管理も重要です。
当院では脂質異常症の治療も同時に対応しており、診察時に併せてご相談いただけます。

食事療法

糖尿病性腎症のステージに応じて、食事療法の内容も変わります。
第1〜2期では糖尿病食を中心に、進行とともに塩分制限、タンパク質制限、カリウム制限が必要となることがあります。
当院では医師・看護師が、ステージに応じた食事のアドバイスをご案内しています。

禁煙・適正体重の維持・運動

禁煙は腎症進行抑制の重要な要素です。
適正体重の維持と適度な運動は、糖尿病・腎症の両方の改善に役立ちます。

当院で内科+透析併設だからできること

糖尿病性腎症は、糖尿病の管理から腎症の評価・治療、最終的に透析が必要になるかもしれない、という長い経過をたどる疾患です。
当院では、この長い経過を同じ医師チームと同じクリニックで継続的にフォローできるのが大きな強みです。

当院は透析科を併設し、透析専門医・透析技術認定士・臨床工学技士・看護師による専門チームで血液透析に対応しています。
糖尿病の段階から透析の段階まで、通院距離も担当医師も変わらない安心感があります。透析体制の詳しい指標や設備については慢性腎臓病から透析へ|坂東市の透析科で備えるでご紹介しています。

緑野クリニックの透析体制のイメージ

よくあるご質問

Q1. 糖尿病で何年経つと腎症が出ますか?

個人差がありますが、糖尿病罹病歴5年以上で発症リスクが上がる傾向があります。
早期発見のためには、血糖コントロールの状態に関係なく定期的な腎機能評価が大切です。

Q2. 尿アルブミン検査はどのくらいの頻度で行うべきですか?

糖尿病をお持ちの方は、年1回以上の尿アルブミン定量検査が推奨されます。
リスク要因(高血圧併発・血糖コントロール不安定・既に微量アルブミン尿)があれば、より頻度を高くすることもあります。

Q3. SGLT2阻害薬は飲み続けるべきですか?

糖尿病治療と腎保護作用の両方を考えると、糖尿病性腎症をお持ちの方では継続が望ましいケースが多いです。
ただし、副作用や腎機能の変動によっては中止・変更を検討することもあります。
医師にご相談ください。

Q4. 糖尿病性腎症と診断されても透析を避けられますか?

早期発見・適切な治療により、進行を遅らせることは可能です。
ただし、すでに進行した段階では透析が必要となる場合もあります。
「いま気づくこと」が将来の選択肢を大きく広げます。

Q5. 当院で透析が必要になったら、どうなりますか?

当院では透析科を併設しているため、内科で糖尿病・腎症のフォローを受けながら、必要となった段階で同じクリニック内で透析へ移行できます。
通院距離も担当医師チームも変わらない安心感があります。

まとめ

糖尿病性腎症は、早期発見と進行抑制が将来の生活の質を大きく左右する疾患です。
糖尿病で治療中の方、健診で腎機能の指摘を受けた方、家族に糖尿病から透析になった方がいる方は、ぜひ当院までご相談ください(0297-30-3311)。
坂東インターチェンジから車で5分・完全無予約制・平均待ち時間約15分です。


監修・免責

監修:緑野クリニック 院長 土谷良樹
東京大学医学部卒業後、地域の中核的な医療機関で24年にわたって、地域とともに診療。

本記事は、糖尿病性腎症の病期分類(厚生労働省・関連学会)、日本透析医学会の統計、日本透析医会の自主機能評価指標(当院公開データ)、緑野クリニック公式サイト(midorino.com/dialysis/)を参考に作成しています。

本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療・助言に代わるものではありません。気になる症状や治療方針については、必ず医師の診察をお受けください。
記載内容は2026年6月時点の情報です。