2026/09/26
インフルエンザと新型コロナワクチンの同時接種|坂東市の当院での受け方【緑野クリニック】
「インフルエンザも新型コロナも受けておきたいけれど、そのたびに通うのは負担が大きい」「同じ日に2本打って体は大丈夫なのか」──秋が深まる頃、この2つの迷いをよく伺います。
厚生労働省は、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は可能としています。
緑野クリニックは坂東市にある内科・小児科・透析科併設のクリニックで、季節性ワクチン(インフルエンザ・新型コロナ)を院内に常備し、完全無予約制で診療時間内に接種いただけます。
本記事では、2つのワクチンの基本、同時接種の考え方、当院での受け方、対象者と公費、副反応と注意点、よくあるご質問までをまとめました。

インフルエンザと新型コロナ、どちらも秋冬に備えるワクチン
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は、いずれも空気が乾燥する秋から冬にかけて流行しやすい感染症です。
高齢の方や基礎疾患のある方では重症化のリスクが高く、流行が本格化する前に予防接種を済ませておくことが重要とされています。
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が現れるまでに約2週間かかり、効果はおよそ5ヶ月間持続するとされています(厚生労働省)。
そのため、流行のピークである1〜2月に向けて、10月から12月初旬までに接種を終えておくのが一般的な目安です。
接種回数は13歳以上で原則1回です(添付文書)。
13歳未満は添付文書・厚生労働省では2回接種が推奨されていますが、当院では米国CDCの推奨(接種歴のある小児は1回)も踏まえ、1回の接種でも十分な効果が期待できると考えています。
ご希望の方には、2〜4週間の間隔をあけて2回目の接種も行っています。
新型コロナワクチンは、2024年度から65歳以上の方などを対象とした定期接種(秋冬に年1回)となり、対象外の方は任意接種として受ける制度に変わりました(厚生労働省)。
どちらのワクチンも「流行前に、体調のよいときに」受けることが基本です。
| 項目 | インフルエンザワクチン | 新型コロナワクチン |
|---|---|---|
| 主な流行時期 | 12月〜3月(ピークは1〜2月) | 冬を中心に年間を通じて波がある |
| 接種の目安時期 | 10月〜12月初旬 | 秋冬の定期接種期間(自治体案内による) |
| 接種回数 | 13歳以上:1回 / 13歳未満:1回(当院の方針・ご希望で2回) | 秋冬に1回(定期接種の場合) |
| 定期接種の対象 | 65歳以上、60〜64歳の一部 | 65歳以上、60〜64歳の一部 |
インフルエンザ予防接種そのものの流れや、お子さまの接種回数の考え方については、インフルエンザ予防接種の当院での当日接種で詳しく解説しています。
同時接種はできる?基本的な考え方
結論から言うと、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時に接種することが可能とされています。
厚生労働省は、この2つのワクチンについて、医師が必要と認めた場合に同時接種を行えると案内しており、両者の間に空けるべき接種間隔の制限も設けられていません。
同時接種では、それぞれのワクチンを別々の部位に接種します。
一般的には左右の腕に分けて接種し、接種後にどちらの部位にどのような反応が出たかを確認しやすくします。
同時接種の利点
最大の利点は、通院回数を減らせることです。
2つのワクチンを別々の日に受けると、少なくとも2回の来院が必要になります。
同時接種なら1回の来院で両方の免疫づくりを始められ、流行が本格化する前に接種を終えやすくなります。
仕事や家族の予定で何度も来院しにくい方、体調のよい日を選んで一度に済ませたい方に向いています。
同時接種が向かない場合
一方で、同時接種を見送ったほうがよい場合もあります。
- 当日の体調がすぐれない、発熱がある
- 過去にワクチンで強いアレルギー反応が出たことがある
- 直近に別のワクチンを接種しており、接種間隔の調整が必要
- 副反応が出たときに、どちらのワクチンによるものかを切り分けたい
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外の組み合わせでは、ワクチンの種類によって空けるべき間隔が異なります。
これまでの接種歴を確認したうえで、医師が接種の順序と時期を判断します。
当院での受け方
当院は季節性ワクチン(インフルエンザ・新型コロナ)を院内に常備しています※1。
完全無予約制のため、電話予約は不要です。
診療時間内に直接お越しください。ご心配な点があればご相談ください。
接種の流れ
- 診療時間内に当院へ直接お越しください
- 受付で、インフルエンザと新型コロナの両方を希望する旨をお伝えください
- 問診票へご記入いただきます。同時接種をご希望の場合は、問診時にお申し出ください
- 医師が体調・既往歴・これまでの接種歴を確認し、当日の接種方法を判断します
- 接種後は院内で15分前後の経過観察をお願いしています
平均待ち時間は15分程度です。
診療時間は月・火・水・金が9:00〜12:00と15:00〜18:00、木・土が9:00〜12:00で、日曜は休診(祝日は通常診療)です。
持ち物とお支払い
持ち物は、マイナンバーカード、お薬手帳(お持ちの方)、定期接種の対象の方は自治体から届いた接種券や予診票です。
お支払いは現金のほか、各種クレジットカード・交通系IC・WAON・QUICPayに対応しています。
駐車場がありますので、お車でのご来院も可能です。
お子さま・ご家族の接種
お子さまの接種は、土曜午後14:00〜15:00の乳児健診・予防接種専用枠もご利用いただけます。
当院は内科・小児科併設のため、保護者の方とお子さまが同じ日に受診することも可能です。
当院で扱っているワクチンの全体像は、坂東市で受けられる予防接種ガイドにまとめています。
対象者と公費(定期接種)の考え方
インフルエンザワクチンの定期接種(B類)の対象は、65歳以上の方と、60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器の機能などに一定の障害のある方です(厚生労働省)。
新型コロナワクチンも、2024年度からは同様に65歳以上の方と60〜64歳の一部の方が定期接種の対象です。
それ以外の方は任意接種(自費)となります。
公費の対象となる方は、ワクチンの種類や自治体によって、無料のものと、一部補助で自己負担が軽減されるものがあります。
対象年齢・自己負担額・接種期間は、お住まいの自治体の案内でご確認ください。
自費で接種される場合の費用は、来院時または当院までお電話でお問い合わせください(0297-30-3311)。
定期接種の対象でない方でも、糖尿病・慢性腎臓病・心疾患・呼吸器疾患などの基礎疾患をお持ちの方は、感染した際に持病が悪化しやすいため、接種をご検討ください。
当院で生活習慣病の経過観察を続けている方には、診察の際にあわせてご案内しています。
基礎疾患の管理については、坂東市の糖尿病治療や慢性腎臓病(CKD)の早期発見と進行抑制もご参照ください。
副反応と注意点
インフルエンザワクチンでは、接種部位の痛み・腫れ・赤みなどの局所反応が出ることがあります。
多くは1〜2日で軽快します。
全身反応として発熱・倦怠感・頭痛が出ることもありますが、通常は数日で治まります。
新型コロナワクチンでは、接種部位の痛みのほか、倦怠感・発熱・頭痛・筋肉痛などが報告されています(添付文書)。
いずれも多くは接種後数日以内に軽快します。
同時接種の場合も、それぞれのワクチンの副反応がそれぞれ起こりえます。
2本を同じ日に受けたからといって副反応が必ず強く出るわけではありませんが、接種後は体調の変化に注意し、いつもと違う症状が続く場合は早めにご連絡ください。
重い副反応(アナフィラキシーなど)はまれですが、接種直後に起こることが多いため、院内での経過観察をお願いしています。
次の点にもご注意ください。
- 明らかな発熱がある、体調がすぐれない場合は接種を延期します
- 過去にワクチンでアレルギー反応が出たことがある方は、問診時に必ずお伝えください
- 接種当日は激しい運動・飲酒・長時間の入浴を控えてください
- 接種部位を強くこすらないでください
接種後に発熱した場合、それが副反応なのか、別の感染症なのかは見た目だけでは判断できません。
高熱が続く、呼吸が苦しいなどの症状があれば、診療時間内にご受診ください。
よくあるご質問
Q1. インフルエンザと新型コロナのワクチンは同じ日に受けられますか?
同時接種は可能とされています(厚生労働省)。
当院では問診で体調と接種歴を確認し、医師が当日の接種方法を判断します。
ご希望の方は問診時にお申し出ください。
Q2. 間隔をあけて別々の日に受けたい場合は?
もちろん可能です。
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの間には、空けるべき接種間隔の制限はありません。
ご都合に合わせて、それぞれ診療時間内にお越しください。
Q3. 子どもも同時に受けられますか?
年齢や接種歴によって扱いが異なります。
当院は内科・小児科併設のため、ご家族でご来院いただき、お子さまの分も医師が問診のうえ判断します。
家族で同じ日に受診する流れは、家族で通える坂東市の内科+小児科併設でまとめています。
Q4. 費用はいくらですか?
定期接種の対象の方は、自治体の補助により無料または一部負担となります。
任意接種(自費)の費用は、来院時または当院までお電話でお問い合わせください。
Q5. いつ受けるのがよいですか?
流行のピーク(1〜2月)に備え、10月から12月初旬までの接種が目安です。
効果が出るまで約2週間かかるため、年末に旅行や帰省の予定がある方は早めにご検討ください。
まとめ
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは同時接種が可能とされ、流行前に両方の免疫づくりを一度の来院で進められます。
当院は季節性ワクチン(インフルエンザ・新型コロナ)を院内に常備し、完全無予約制で診療時間内に接種いただけます※1。
体調や接種歴に応じた接種方法は医師が問診で判断しますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください(0297-30-3311)。
※1 出典:緑野クリニック公式サイト「予防接種」ページ(https://midorino.com/vaccine/)。
監修・免責
監修:緑野クリニック 院長 土谷良樹
東京大学医学部卒業後、地域の中核的な医療機関で24年にわたって、地域とともに診療。
本記事は、厚生労働省のインフルエンザ・新型コロナワクチンに関する公開情報、各ワクチンの添付文書、および緑野クリニック公式サイト(midorino.com/vaccine/)の公開情報を参考に作成しています。
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、接種は医師の問診・判断のもと実施します。
記載内容は2026年9月時点の情報です。