2026/06/15
高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれるとおり自覚症状が乏しく、脳卒中・心筋梗塞・腎機能低下というリスクを背景に長期管理が必要になる疾患です。
緑野クリニックは坂東市にある内科・透析科併設のクリニックで、生活習慣病3疾患(高血圧・糖尿病・脂質異常症)を院内で一体的に管理し、腎機能の悪化サインも併設の透析科側で早期検知する体制です。家庭血圧の評価から薬物療法、長期通院の組み立てまで同じ医師チームで担当します。
本記事では、日本高血圧学会の診断基準、検査内容、当院の治療方針、長期管理のポイント、よくあるご質問までをまとめました。

日本高血圧学会のガイドラインでは、診察室血圧で140/90mmHg以上、家庭血圧で135/85mmHg以上が高血圧の診断基準とされています。
家庭血圧のほうが診察室で測るより低めの基準になっているのは、診察室では緊張で血圧が上がる「白衣高血圧」が起こりやすいためです。
高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、血圧が高くても自覚症状はほとんど出ません。
「特に困っていない」「頭痛もない」と感じていても、血管には常に高い圧力がかかり続け、動脈硬化が進行していきます。
放置した場合のリスクとしては、脳卒中(脳梗塞・脳出血)、心筋梗塞・狭心症、慢性腎臓病(腎硬化症)、心不全、大動脈瘤などが挙げられます。
これらの合併症は突然発症することがあり、健康だった生活が一変することもあります。
当院では、高血圧の診断と管理に必要な検査を行っています。
採血と尿検査では、高血圧の影響が腎機能や心血管に及んでいないかを評価します。
心電図では不整脈や心肥大の有無を確認します。
診察室の血圧だけでは判断が難しい場合、家庭血圧手帳を活用しながら経過を見ていくこともあります。
具体的な検査項目は患者さんの状態によって調整します。
軽症から中等症の高血圧では、まず生活習慣の改善から始めることが多いです。
具体的には次の項目です。
体重管理が課題となる方には、食事・運動療法を中心にしながら、必要に応じて医師が個別の生活指導をご案内します。
生活習慣の改善のみでは十分なコントロールが難しい場合や、リスクが高い方には薬物療法を併用します。
降圧薬には主に次のような種類があります。
どの薬剤を選ぶかは、年齢・併存疾患・腎機能・尿酸値などをもとに個別に判断します。
糖尿病をお持ちの方ではARBやACE阻害薬が腎臓保護の観点から優先されることが多く、慢性腎臓病があればさらに細かい配慮が必要です。
学会ガイドラインに沿って、患者さん一人ひとりに合った治療を組み立てていきます。
高血圧の治療は、一時的に下げて終わりではなく、長期にわたって安定したコントロールを続けることが目的です。
当院では月1〜2ヶ月ごとの通院をベースに、家庭血圧手帳の記録、定期的な採血・尿検査でフォローしていきます。
高血圧は糖尿病・脂質異常症・慢性腎臓病と併発しやすいため、当院では生活習慣病3疾患を院内で一括管理しています。
糖尿病治療・脂質異常症の治療・慢性腎臓病の早期発見と進行抑制も同じ医師チームで管理できる体制です。
透析が必要な段階に至った場合も、透析科併設のため院内で受け入れられ、長期的な腎機能フォローの安心材料となります。
AGA治療をお考えの方で高血圧をお持ちの場合、降圧薬とAGA治療薬の相互作用、肝機能・血液検査の併用観点、定期通院の組み立て方を整理しておくと、治療開始の判断がスムーズです。詳細は診察時に医師よりご説明します。
当院で高血圧治療を継続することのメリットは、生活習慣病3疾患の院内一括管理と、透析併設による腎機能悪化サインの早期検知にあります。
当院は内科・透析科を併設しており、高血圧の経過観察と並行して、糖尿病・脂質異常症・腎症リスクを同じ医師チームで評価できます。さらに完全無予約制(平均待ち約15分)・坂東IC5分・駐車場ありの立地で、長期通院に必要な負担を抑えられます。
AGA・ED・メディカルダイエットなどの自費診療も同一医院で並行管理できるため、複数の医療機関を行き来する手間を減らせます。
当院全体の診療体制については坂東市の内科クリニックをお探しの方へ|当院の総合診療をご覧ください。
個人差があります。
生活習慣の改善が進み、血圧が安定的にコントロールできれば、医師の判断で薬を減らしたり中止したりできるケースもあります。
一方で、年齢や併存疾患の影響で長期継続が望ましい場合もあります。
自己判断での中止は避け、必ず医師にご相談ください。
降圧薬の種類によって副作用の傾向は異なります。
むくみ・空咳・倦怠感・めまい・頻尿などが起こることがあります。
気になる症状があれば早めにご相談いただければ、薬剤の変更で対応できることが多いです。
朝(起床後1時間以内、排尿後、朝食前、降圧薬服用前)と就寝前の2回、座って1〜2分安静にしてから測ります。
1回の測定で2回連続測定し、平均値を記録します。
腕の高さは心臓と同じくらいに。
家庭血圧手帳を継続して記録すると、診察時の判断材料になります。
個人差はありますが、減塩を中心とした食事改善で家庭血圧が5〜10mmHg程度下がることがあります。
薬物療法と組み合わせることで、より良好なコントロールが期待できます。
多くの場合は可能ですが、降圧薬とAGA治療薬の組み合わせや、当院の判断によっては慎重に進めるケースもあります。
具体的な併用時の確認ポイント(現在服用中の降圧薬の種類・肝機能の評価・定期通院の枠組み)については、診察時に医師よりご説明します。
高血圧の治療は、長く続けることで合併症のリスクを下げる予防医学です。
健診で指摘された方、家庭血圧が高めの方、転医をお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
完全無予約制でお電話のお問い合わせも承っています(0297-30-3311)。
坂東市・周辺市町からのご来院を心よりお待ちしております。
監修:緑野クリニック 院長 土谷良樹
東京大学医学部卒業後、地域の中核的な医療機関で24年にわたって、地域とともに診療。
本記事は、日本高血圧学会のガイドラインおよび日本透析医会の自主機能評価指標(当院公開データ)を参考に作成しています。
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療・助言に代わるものではありません。気になる症状や治療方針については、必ず医師の診察をお受けください。
記載内容は2026年6月時点の情報です。