2026/09/26
風邪とインフルエンザの見分け方|受診の目安と坂東市の当院での対応【緑野クリニック】
急に熱が出た。風邪なら様子を見てもよさそうだが、インフルエンザなら早めに受診したほうがよいと聞く──では、その違いはどこで見分ければよいのか。
実は、症状の出方にはいくつかの目安があるものの、風邪かインフルエンザかは見た目だけでは確定できません。
緑野クリニックは坂東市にある内科・小児科・透析科併設のクリニックで、完全無予約制のため発熱時も診療時間内にそのままご受診いただけます。
本記事では、風邪とインフルエンザの違い、インフルエンザの可能性が高いサイン、受診の目安、当院での対応、自宅での過ごし方と登校・出勤の目安、予防、よくあるご質問までをまとめました。

風邪とインフルエンザの違い
風邪(かぜ症候群)とインフルエンザは、どちらもウイルスによる呼吸器の感染症ですが、原因となるウイルスと症状の出方が異なります。
厚生労働省の案内をもとに、主な違いを整理します。
| 項目 | 風邪 | インフルエンザ |
|---|---|---|
| 原因 | さまざまなウイルス(ライノウイルスなど) | インフルエンザウイルス |
| 発症のしかた | ゆるやか | 急激(突然の高熱) |
| 主な症状 | のどの痛み・鼻水・くしゃみ・咳が中心 | 38℃以上の発熱、頭痛、関節痛・筋肉痛、強い倦怠感に、のどや鼻の症状が加わる |
| 発熱 | ないか、あっても軽い | 高熱になることが多い |
| 潜伏期間 | 数日 | 1〜3日 |
| 流行時期 | 一年を通じて | 主に12月〜3月(ピークは1〜2月) |
風邪は、のどや鼻の症状が中心で、全身の症状は比較的軽く済むことが多い病気です。
一方、インフルエンザは急に38℃以上の高熱が出て、頭痛・関節痛・筋肉痛・強い倦怠感といった全身症状が前面に出るのが特徴です(厚生労働省)。
ただし、症状の強さには個人差があり、高齢の方や基礎疾患のある方では典型的な症状が出ないこともあります。
風邪とインフルエンザの区別は、症状の経過と検査をあわせて医師が判断します。
インフルエンザの可能性が高いサイン
次のような特徴があるときは、インフルエンザの可能性を考えて早めに受診をご検討ください。
- 急に38℃以上の高熱が出た
- 関節痛・筋肉痛・強いだるさなど、全身の症状が強い
- 頭痛や悪寒(寒気)を伴う
- 家族・職場・学校など、身近にインフルエンザにかかった人がいる
- 地域でインフルエンザが流行している時期である
逆に、鼻水やのどの痛みから始まり、熱があっても軽く、日常生活が続けられる程度であれば、風邪の可能性が高いと考えられます。
それでも、症状が長引く、悪化する、いつもと違うと感じる場合は受診の対象です。
受診の目安
風邪かインフルエンザかにかかわらず、次の症状がある場合は速やかに受診してください(厚生労働省)。
- 呼吸が苦しい、息切れがある
- 胸の痛みが続く
- 呼びかけに反応が鈍い、意識がもうろうとする
- けいれんを起こした
- 水分がとれない、尿が出ない
- 症状が長引いて悪化してきた
お子さまでは、呼吸が速い・苦しそう、顔色が悪い、嘔吐や下痢を繰り返す、ぼんやりしている・落ち着きがないといった様子にもご注意ください。
次に当てはまる方は、症状が軽くても早めの受診をご検討ください。
インフルエンザにかかった場合に重症化しやすいためです。
- 65歳以上の方
- 乳幼児
- 妊娠中の方
- 高血圧・糖尿病・慢性腎臓病・心疾患・呼吸器疾患などの基礎疾患がある方
基礎疾患のある方は、感染をきっかけに持病が悪化することがあります。
当院で坂東市で高血圧治療や慢性腎臓病(CKD)の早期発見と進行抑制などの経過観察を続けている方は、普段の状態を把握している医師が診ますので、発熱時も遠慮なくご相談ください。
なお、発熱してすぐの時点では、体内のウイルス量が少なく、検査をしても検出されにくい場合があります。
発症から時間が経つほど検査で確認しやすくなる一方、インフルエンザの治療薬は発症から48時間以内に開始した場合に効果が高いとされています(厚生労働省)。
受診のタイミングに迷う場合は、症状の経過をお伝えいただければ、検査や治療の要否を医師が判断します。
当院での対応
当院は完全無予約制で、発熱時も予約は不要です※1。
診療時間内にそのままお越しください。
平均待ち時間は15分程度です。
内科の一般診療の全体像は、坂東市の内科クリニックをお探しの方へ(当院の総合診療)でご確認いただけます。
受診時は、いつから、どのような症状が、どの順番で出たかを伺います。
そのうえで、必要に応じて検査や治療を医師が判断します。
発熱の時期、身近な流行の有無、服用中のお薬、基礎疾患の有無をお伝えいただくと、判断がスムーズになります。
持ち物はマイナンバーカードとお薬手帳(お持ちの方)、お子さまは母子手帳です。
当院は内科・小児科併設のため、ご家族で同時に体調を崩した場合も、同じ日にまとめて受診いただけます。
家族で受診する際の流れは、家族で通える坂東市の内科+小児科併設でまとめています。
診療時間は月・火・水・金が9:00〜12:00と15:00〜18:00、木・土が9:00〜12:00で、日曜は休診(祝日は通常診療)です。
坂東インターチェンジから車で5分、県道20号線沿線で、駐車場があります。
自宅での過ごし方と登校・出勤の目安
自宅での過ごし方
風邪でもインフルエンザでも、基本は休養と水分補給です。
発熱時は汗で水分が失われやすいため、水・お茶・経口補水液などをこまめにとってください。
食欲がないときは無理に食べず、食べられるものを少量ずつで構いません。
解熱剤の使い方には注意が必要です。
特にお子さまのインフルエンザでは、使用を避けるべき種類の解熱剤があります。
市販薬を自己判断で使わず、医師または薬剤師にご相談ください。
インフルエンザにかかったお子さま・未成年の方では、治療薬の服用の有無にかかわらず、発熱から少なくとも2日間は異常行動(急に走り出す、部屋から飛び出そうとするなど)に注意し、一人にしないようにしてください(厚生労働省)。
窓や玄関の施錠を確認し、できるだけ目の届く場所で休ませてください。
登校・出勤の目安
インフルエンザと診断されたお子さまは、学校保健安全法により、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで出席停止となります。
「熱が下がったからすぐ登校」ではなく、発症日からの日数と解熱後の日数の両方を数える点にご注意ください。
大人の出勤については法律上の定めはありませんが、解熱後も数日間はウイルスを排出するとされています。
周囲への感染を防ぐため、お勤め先の規定を確認し、体調が回復するまで無理をしないようにしてください。
家庭内で感染を広げないために
- こまめな手洗い、咳やくしゃみの際のマスク・ティッシュの使用(咳エチケット)
- 可能であれば、かかった人と部屋を分ける
- タオルや食器の共用を避ける
- 室内の換気と、適度な湿度の維持
予防:手洗い・咳エチケット・ワクチン
風邪とインフルエンザに共通する予防の基本は、手洗い、咳エチケット、流行期の人混みを避けること、そして十分な睡眠と栄養です。
インフルエンザについては、流行前のワクチン接種が重症化の予防につながるとされています。
接種から効果が出るまで約2週間かかるため、10月から12月初旬までの接種が目安です。
当院は季節性ワクチンを院内に常備し、完全無予約制で診療時間内に接種いただけます。
接種の流れはインフルエンザ予防接種の当院での当日接種で、新型コロナワクチンと同じ日に受ける考え方はインフルエンザと新型コロナワクチンの同時接種で解説しています。
よくあるご質問
Q1. 熱が出たらすぐに受診したほうがよいですか?
呼吸が苦しい、意識がもうろうとする、水分がとれないなどの症状があれば、すぐに受診してください。
それ以外の場合も、高齢の方・乳幼児・妊娠中の方・基礎疾患のある方は早めの受診をご検討ください。
当院は完全無予約制のため、発熱時も診療時間内にそのままお越しいただけます。
Q2. 検査はいつ受ければよいですか?
発熱してすぐの時点では検査で検出されにくいことがあります。
一方で、インフルエンザの治療薬は発症から48時間以内の開始が効果的とされています。
症状の経過をお伝えいただければ、検査や治療の要否とタイミングを医師が判断します。
Q3. 家族にうつさないためには?
手洗いと咳エチケットを徹底し、可能なら部屋を分け、タオルや食器の共用を避けてください。
換気と適度な湿度の維持も有効です。
ご家族で体調を崩した場合は、当院で同じ日にまとめて受診いただけます。
Q4. 子どもが夜に発熱したらどうすればよいですか?
呼吸が苦しそう、ぐったりしている、水分がとれない、けいれんを起こしたなどの場合は、時間帯にかかわらず救急の受診をご検討ください。
そうした症状がなく、水分がとれて眠れているようであれば、翌日の診療時間内にご受診ください。
当院の診療時間は、平日と土曜の午前が9:00〜12:00、月・火・水・金の午後が15:00〜18:00です。
Q5. 風邪に抗生物質は効きますか?
風邪の多くはウイルスが原因で、抗生物質(抗菌薬)はウイルスには効きません。
細菌による感染が疑われる場合など、医師が必要と判断したときに処方します。
手元に残った抗生物質を自己判断で飲むことは避けてください。
まとめ
風邪はのどや鼻の症状が中心でゆるやかに始まり、インフルエンザは突然の高熱と強い全身症状で始まることが多い、というのが見分けの目安です。
ただし確定には検査が必要で、高齢の方や基礎疾患のある方では典型的な症状が出ないこともあります。
呼吸困難・意識の変化・水分がとれないなどの症状があればすぐに、重症化しやすい方は早めに受診してください。
当院は完全無予約制で、発熱時も診療時間内にそのままご受診いただけます※1。
ご不明な点やご相談は、当院までお気軽にお問い合わせください(0297-30-3311)。
※1 出典:緑野クリニック公式サイト「よくある質問」ページ(https://midorino.com/faq/)に基づく(完全無予約制・急な発熱時も予約不要)。
監修・免責
監修:緑野クリニック 院長 土谷良樹
東京大学医学部卒業後、地域の中核的な医療機関で24年にわたって、地域とともに診療。
本記事は、厚生労働省のインフルエンザに関する公開情報、学校保健安全法施行規則、および緑野クリニック公式サイト(midorino.com/faq/)の公開情報を参考に作成しています。
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療・助言に代わるものではありません。気になる症状や治療方針については、必ず医師の診察をお受けください。
記載内容は2026年9月時点の情報です。